OCCLUSION 顎関節症

顎関節症(がくかんせつしょう)について

口が開きづらかったり、顎が痛んだり、顎からカクカク、ギシギシと異音がしたりするなどの症状が起こっていませんか?
このような症状があれば、顎関節症です。

顎関節症とは

歯牙接触性障害から引き起こされる病気です。
歯牙接触性障害とは、就寝時の歯ぎしりや、くいしばる習慣など常に上下の歯を接触させることによって引き起こされる様々な症状を言います。
顎の痛み、口が開かない、歯がしみる、虫歯や歯周病でないのに歯が痛み出すなどの症状があります。

 

原因はなに?

原因は歯並びや生活習慣、ストレスや頚椎の異常、筋肉の緊張などいろいろな要素がからみ合って起こっていると考えられます。

 

どんな治療をするの?

生活習慣の改善による治療を行っています。 痛みがひどい場合や口が開けにくいときには、短期間痛み止め等のお薬やレーザーを使う事もあります。ケースによってはスプリントといってスポーツ選手がするようなマウスガードのようなものを装着することがあります。

 

生活習慣の改善とは?

人間にはいろいろな状態や環境に慣れる(順応する)能力があります。しかし、許容範囲を超えてしまうと故障を訴えます。顎関節症も悪い生活習慣が長い時間かかって許容範囲を超えたため自覚症状が出たと考えられます。このようなことから顎関節症も生活習慣病とも言えます。 そこで、生活習慣を改善することにより、症状を許容範囲の中へ戻してあげようという考えです。

 

何に気をつければいいの?

症状を悪化させないために、顎で雑音をあせて遊ばない、口を大きく開けない、硬いものを無理して噛まない、顎の痛くなる開け方をしない、歯ぎしりやかみしめ、顎を押さえるなどの習癖は止める。

姿勢を良くすることと、頬杖をつく、顎を前に出す、日中の歯ぎしりなどの口腔習癖は止めるようにする。

顎運動のリハビリテーションとして、ご飯、野菜、魚や肉の切り身などの普通の食べ物を奥歯でゆっくり噛んで食べる、片側咀嚼をしない。

顎をいたわりながら両方の臼歯でゆっくりと咀嚼する習慣をつけることが大切。ストレスをためない。